管理 知識

TQM(総合的品質管理)とは

そのやり方を1記事で徹底解説

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Part 1: はじめに

TQMは様々な企業で使用される経営管理の手法です。今抱えている問題を改善しより良い品質の向上を目指す活動です。EdrawMaxではそのプロセスを容易にできるTQM図を作成できるソフトウェアです。まずはTQMとはどのような活動なのか詳細にご説明していきます。


Part 2: TQMとは

2.1 定義

「品質/質を中核に、顧客及び社会のニーズを満たす製品・サービスの提供と、働く人々の満足を通した組織の長期的な成功を目的とし、プロセス及びシステムの維持向上、改善及び改新を、全部門・全階層の参加を得て、様々な手法を駆使して行うことで、経営環境の変化に適した効果的かつ効率的な組織運営を実現する活動」
(引用:(一社)日本品質管理学会(JSQC)規格の品質管理用語1.1項より) TQRとはTotal Quality Managementの略で経営管理手法の一種です。高品質な商品やサービスを顧客に提供することだけでなく、そのプロセスやシステムの改善にも焦点を当てることも基本となっております。

2.2 特徴

TQMは「3つの対象・視点・特性」により構成されています。「3つの対象」とは、「ひと(個人)」「しごと(業務プロセス)」「しくみ(組織・システム)」を対象として組織全体の体質改善を行います。「3つの視点は」、「顧客志向」「人間性尊重」「利益確保」を軸に会社全体で意識の向上を図ります。「3つの特性」は「科学的アプローチ」「プロセス重視」「組織的アプローチ」の3つの特性を持っています。このようにして組織体制全体のレベルアップ、製品やサービスの品質の向上へと繋がってくるのです。

2.3 構成要素

TQMの構成要素には基本的考え方(品質、管理・マネージメント、人間性尊重)、マネージメントシステムモデル(経営トップのリーダーシップ、ビジョン・ストラテジー、経営管理システム、品質保証システム、経営要素管理システム、リソース管理)、方法論・手法(QCストーリー、Q7、N7,統計的手法、P7、S7など)、運用技術(導入・推進の方法論、組織・人の活性化、相互啓発、情報獲得)など多種多様な要素が含まれます。

2.4 メリット

業種によりメリットは無限に広がると思いますが一般的なメリットで言うと、品質の向上により市場クレームの低減、生産性やパフォーマンスの向上により社内不良や不具合の減少、リードタイムの短縮により業務の改善、サービスの向上で売り上げなどの拡大により最終的に利益率のアップが期待できます。その他に個人に関しても、働くモチベーションアップやスムーズな部門間の連携など改善されます。個人と組織が改善されれば、会社的な社会の信用や信頼が増大することが期待されます。


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Part 3: TQMのやり方(進め方)

3.1 テーマ設定

TQMを行うに当たりテーマの設定が重要となってきます。「何のために」TQMを行うのかという目的を明確にしてテーマを設定します。

3.2 現状の把握

改善しなければならない「現状」をまずは把握することです。問題点を明確にして改善点を目標設定していきます。

3.3 目標の設定

問題点を明確にした後にどのような目標を設定すべきなのか達成したい項目を挙げます。目標設定する場合にはあまり現実的でないものではいけません。実現が可能な目標の設定を考慮する必要があります。その際にはできるだけ具体的な目標の設定が良いでしょう。

3.4 現状の分析

「現状の把握」はすでに終了していますが、目標の設定の後に現状をもう一度見直すことが必要となってきます。現状の把握では発見できなかった課題が見えてくることがあるからです。

3.5 対策の立案と実施

ここで具体的な対策の立案を行います。案の実施の際には必ず関係するスタッフ全てに伝達し理解してもらうことが必要です。情報を共有することでTQM活動が初めて成り立つのです。

3.6 評価と標準化

対策を実施した後にどのような成果が出たのかを評価する必要があります。評価の方法は事前に評価基準などを設定し、評価に曖昧な点がないよう準備しておくのが良いでしょう。目標が達成し評価を満たした際には社内での標準化へとステップアップしていきます。

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Part 4: TQM作成ソフトEdrawMaxのおすすめ

EdrawMaxではTQM図を容易に作成することが可能です。まずはEdrawMaxを起動して「管理」の「TQM図」をクリックします。

TQM図

EdrawMaxでは全8種類のテンプレートのご用意があります。必要に応じて最適なテンプレートをお選び頂けます。

8種類のテンプレート

どのテンプレートを選んでもカスタマイズできますので、オリジナルのTQM図が作成できます。では8種類の中から1例をご紹介します。

8種類のテンプレート

こちらは人事に関してのTQM図となります。左上紫(job opening)からスタートし、その横「インターンを雇うかどうか(オレンジ菱形)」というテーマ設定を行っています。そこからyes/noで枝分かれしていき目標に到達(グリーンの赤枠)しパフォーマンススタンダードが確立されます。テーマをオレンジにして、対策などをグリーンに分かりやすく設定するなど色や形で差別化すると見た目も分かりやすく良いでしょう。左側のツールよりドラッグドロップして矢印や枠、背景など自由に取り込むことが可能です。

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Part 5: おわりに

TQMに関してご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。繰り返しにはなりますが、TQMで重要なのは現状の把握と目標設定です。文字だけにするとなかなか理解が困難な時もありますが、TQM図を使い分かりやすく図解化すると明確になってきます。EdrawMaxのTQM図を使ってより明確なTQM活動をしてみてはいかがでしょうか。

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