データベース-ER図 知識

ORM図とは

詳しくORM図をわかる

「ORM図」と言うIT用語を聞いたことがあるでしょうか?システムエンジニア・プログラマーのITエンジニア職でも見聞きしない用語です。請負契約をして成果物として「ORM図」を納品したことがあるのでしょうか?簡単に「ORM図」とは何か?紹介します。「ORM図」は、「ER図」のカテゴリーの一種で、オブジェクト関係マッピング (Object Relational Mapping)の略称です。「ORM図」における「関係」は、別にモノ(Object)同士の連携・繋がりとは異なり、「RDB」=リレーショナルデータベースを示しています。「ORM図」はデータベースのリレーションを図表したものになります。この記事では「ORM図」の定義や作図方法などについて詳しくご紹介いたします。

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Part 1: ORMとORM図の違いについてご紹介

1.1 ORM図は何?

前章で紹介しましたが、「ORM図」のORMはオブジェクト関係マッピングの略称です。英語名称ではObject Relational Mappingです。英語圏での略称は「O/RM」「ORM」と記載されます。「ORM図」は、リレーショナルデータベース(Relational Database)の関連図・構成図・構造図・階層関係図です。リレーショナルデータベース(Relational Database)で使用するそれぞれのレコード群(Record・Master-file・Transaction-file)をオブジェクト指向で表記する図表のことを言います。リレーショナルデータベースの構造図・構造図を視覚的に見やすくするツールです。

1.2 ORMとORM図の違い

また、「ORM図」の「図」を除くと「ORM」になります。「ORM」はオブジェクト指向言語から使える「仮想」オブジェクトデータベースを構築する手法のことを言います。
リレーショナルデータベース(Relational Database)にアクセスするプログラム上の煩雑な命令文を記述する負荷を軽減させます。プログラマーはSQL命令を意識することなくプログラミンが可能です。リレーショナルデータベース(Relational Database)へのアクセスは「検索(参照する)」「追加(レコードを追加する)」「更新(主従Keyを以外のレコード明細内容を書き換える)」「削除(レコードを無効化する)」「作成(レコード群を新たに作成する)」「テーブル削除(レコード群を無効化する)」「ユーザー権限の更新」の方法があります。
これには問題があり、コンピューター生産メーカーやそのハードウエア/オペレーティングシステムに大きな違いがあるので、「ORM図」「ORM」を理解したようでも、特性による差違があるので注意が必要です。



Part 2: ORM図の作図方法を詳しく紹介する

2.1 無料ダウンロード作図ソフトEdrawMaxの操作方法

EdrawMaxはインターネットWebサイトからDLして使用することができます。無料のアプリケーションが用意されています。今回は無料のORM図の作成を紹介します。

1.「EdrawMax」を開始すると、「新規作成」のウィンドウ画面が開きます。

2.「新規作成」をクリックするとウィンドウ画面に「データベース」で利用可能なすべてのテンプレートが表示されます

3.「ORM図」のアイコンをダブルクリックして、作図画面が出てきます。

4.また「ORM図」のテンプレートをオープンすると、テンプレートで自由に編集することができます。

ORM図

上図:EdrawMaxでのORM図のテンプレート

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5.ファイルのタブに移動して名前を付けて保存をクリックします。Visio形式・PDF形式・HTML形式・画像形式などの保存するファイル形式を選択して保存します。

ORM図

上図:EdrawMaxからエクスポートしたORM図

2.2 ORM図のシンボル一覧表

ORM図のシンボル
名前 ORM図 記号 説明
実体 ORM 図記号 独立した存在として認識され、一意に識別されるもの
単項 ORM 図記号 単一のコンポーネントや要素を成るまたは含むこと
三進法 ORM 図記号 3つの項目から成ること
Index注釈 ORM 図記号 クラスのインデックス

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Part 3: ORM 図の運用実例をご紹介する

Cloud Spannerは、Google社が提供するリレーショナルデータベース(Relational Database)です。Cloud Spanner は ACID(信頼性のあるトランザクションシステムの持つべき性質で1970年代後半にジェームズ・ニコラス・グレイ(James Nicholas Gray:アメリカ合衆国の電子計算機科学者)が定義した概念)に準拠したデータベースです。様々な処理を自動で行うことが可能で、イベントやシーンに応じた最適な処理を実現できます。
また、Googleの専用ネットワーク上に構築されていて、高い可用性を誇るサービスに位置付けられています。最大で 99.999% の可用性を提供するため、ビジネスユースのユーザー様も安心して利用することができます。前章で紹介しましたが、従来のリレーショナルデータベース(Relational Database)の運用は、複雑で煩雑な命令文の設定が発生します。しかし、Cloud Spanner を利用することで、データベースの作成やスケールが数クリックで完了するため、開発・運用の負荷軽減を実現できます。



Part 4: まとめ:ORM 図の発展現状

オブジェクト指向型のプログラミング言語では、プログラムを「もの」に例えた考え方をしました。そのオブジェクトが持つデータをデータベース上のデータに変換する。逆にデータベース上のデータをプログラム上のオブジェクトとして変換するプログラミング技術のことをオブジェクトリレーショナルマッピング(ORM:Object Relational Mapping)と言います。
「ORM」技法を導入することでリレーショナルデータベース(Relational Database)の開発・運用が軽減化されます。「ORM図」とはオブジェクトリレーショナルマッピングを図表化した設計図・構成図・構造図になります。


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