データベース-ER図 知識

詳しくExpress-Gとは

Express-Gについての内容ご紹介

インターネット検索サイトのキーワード「Express-G」を入力して検索するとGゲージの鉄道模型のWebサイトがヒットされます。Gゲージは軌間が45mmあり、日本国内では見かけません。日本国内はHOゲージ16.5mm、Nゲージ9mmの鉄道模型が流通しています。「Express-G」はISO10303-11の国際標準規格によって標準化された技法です。「Express-G」は「ER図」カテゴリーの一種です。本記事ではみなさんに知らない「Express-G」について詳しく紹介いたします。

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Part 1: Express-Gについてご紹介

1.1 Express-Gは何?

はじめで紹介しましたが、「Express-G」「ER図」の情報モデルの標準的なグラフィカル図法です。データベースとオブジェクト(プログラム処理やアプリケーションソフトウエアの実行モジュール)の関連をフローチャートや流れ図、構成図として作図することです。 エンティティ(独立した一意の対象物をエンティティと言います)とデータベースの定義・関係性・カラム属性(カーディナリティ:リレーショナルデータベース(Relational Database)にあるテーブルの同一の列(カラム)に含まれる異なる値の数のことを指します。Microsoft Office Excel(表計算アプリケーションソフトウエア)やロータスソフトウエアのLotus 1-2-3(ロータス ワン・ツー・スリー:表計算アプリケーションソフトウエア)をお使いの方であれば、縦列を指します。縦列は年月、曜日、郵便番号、電話番号、性別などを項目見出しにすることがよく見られます。
また、Microsoft Office Access(データベース管理システムのソフトウェアです)の縦列も同様に年月、曜日、郵便番号、電話番号、性別などを項目見出しにすることがよく見られます。)をフローチャート・データ連携図・データベース構成図・リレーショナル連携図・リーレーション関係図で表記する作図技法です。

1.2 Express-Gは何?

紹介文章を列記しただけで、イメージが沸かない方向けにサンプルの「Express-G図」を用意しました。

Express-G図

上図:Express-Gのサンプル

「Express-G図」は、Express-Gスキーマファミリと言う定義型(後の章で紹介します)内に囲まれています。この図には2つのサブタイプの男性と女性のスーパータイプのエンティティ「Person」が含有されています。「Person」から「Male」と「Female」へ接続すると宣言しています。「Person」は和訳すると「両親」になります。その「両親」は「父親」「母親」に帰属すること表記しています。
「Express-G図」から読み取れることは「女性は人のために母親の役割を果たすことができる」「男性は人のために父親の役割を果たすことができる」となります。文章による表記よりも「Express-G図」を見ることで、関係性が一目でわかりようになっています。



Part 2: Express-Gの作図方法を詳しく紹介する

2.1 無料ダウンロード作図ソフトEdrawMaxの操作方法

EdrawMaxはインターネットWebサイトからDLして使用することができます。無料のアプリケーションが用意されています。今回は無料のExpress-G図の作成を紹介します。

1.「EdrawMax」を開始すると、「新規作成」のウィンドウ画面が開きます。

2.「新規作成」をクリックするとウィンドウ画面に「データベース」で利用可能なすべてのテンプレートが表示されます

3.「Express-G」のアイコンをダブルクリックして、作図画面が出てきます。

4.また「Express-G」のテンプレートをオープンすると、テンプレートで自由に編集することができます。

Express-G

上図:EdrawMaxでのExpress-Gのテンプレート

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5.ファイルのタブに移動して名前を付けて保存をクリックします。Visio形式・PDF形式・HTML形式・画像形式などの保存するファイル形式を選択して保存します。

Express-G

上図:EdrawMaxからエクスポートしたExpress-Gの図

2.2 Express-Gのシンボル一覧表

Express-G 記号


Express-Gのシンボル
名前 Express-G 記号 説明
定義型 Express-G 記号 Express-Gにおいて最も重要なタイプ
タイプの選択 Express-G 記号 異なるオプションの間の選択や代替
木構造 Express-G 記号 連続分岐や下位区分がある構造
ページ参照 Chen ERD 記号 ページのインスタンスへの参照
スキーマ Express-G 記号 テーブル、ビュー、ストアドプロシージャなどオブジェクトを論理的にグループ化する方法

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Part 3: Express-Gの運用実例をご紹介する

「Express-G」はISO規格(国際標準化機構:工業・農業産品の規格の標準化を目的とする国際機関です。)になっています。ISO規格は多くありますが、日本国内では品質マネジメント(ISO9001)、環境マネジメント(ISO14001)、食品安全(ISO22000)などを取得している企業が多いようです。取得していないと信用・信頼性が無い企業とされるケースがあり得るようです。
「Express-G」は、コンピュータが解読可能な工業製品データの表現および交換の規格であるISO10303です。正式名称は、Industrial automation systems and integration - Product data representation and exchange です。この標準規格は、特定のシステムに依存せずに製品に関するあらゆるデータを記述する仕組みを提供することを目的としています。



Part 4: まとめ:Express-Gの発展現状

「Express-G」はCAD(コンピュータを用いた製図システム)、CAM(加工用のNCプログラム作成の生産準備全般をコンピュータ上で行うシステム)、CAE(製品の設計や製造や工程設計の事前検討のエンジニアリング作業)、PDM(製品関連情報を一元管理する支援システム)、EDM(図面管理システム)等の業務ソフトウェアとして、自動車、航空、建築、造船業界で広く運用されているようです。


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