フローチャート 記号

FTAの記号の完全なリスト

標準なFTAの記号について紹介します

FTA(フォルトツリー解析)は、システム障害の様々な原因を表すために使われる図です。これは、特定のFTAの記号を使って問題点や論点の発端を分析する役に立ちます。また企業は一連の事象を論理的に調査する一方でそのシステムの信頼性を確認するためにもこのツールも使います。

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Part 1: FTAの記号とは?

FTA(フォルトツリー解析、Fault Tree Analysis)は、工学や、送電などフォルトが多くの生活を混乱させる可能性のある注目度の高い産業やソフトウェアエンジニアリングなど、多くの産業にわたって使用されています。これは広く使われるツールであるため、標準のFTA記号が多く確認され、1つまたは複数のチームの全員がその意味を理解できる必要があります。そのため、ダイアグラムにおいてフォルトツリーの記号の標準的なセットを使います。

フォルトツリー図の記号には2つの基本的なタイプがあり、これらは事象と論理ゲートです。事象は、メインの障害の原因となるあるいはそれにつながる条件やフォルトです。様々なFTAの記号は、その事象が通常か、独立か、条件付きか、または貢献かを示します。事象はブロックつまり起こる条件です。一方、ゲートのFTA記号は、FTAにおいて異なる事象とその他の要素の間の論理的関係を示します。

FTAの記号



Part 2: FTAの記号の説明

2.1 事象の記号

フォルトツリーにおける事象ブロックは、様々なタイプの事象を示すためにいくつかの視覚的なブロックの表現を使います。初期のまたは基本的な障害事象は円で表現されます。対照的に、発生が保証あるいは期待される外部事象は、家のように見えるFTAの記号を使います。同様に、特定の記号を持つ否展開事象と条件付き事象があり、以下の表で論じられています。

記号 名称 説明
基本事象 基本事象 基本的な最初の障害のフォルト
外部事象 外部事象 通常起こることが期待されるまたは保証される事象。一般的にこれらには0か1の一定の確率があります。
否展開事象 否展開事象 否展開事象にはさらなる分類はありません。これはさらに発展することのない事象であり、情報がないためさらなる解析が不可能だからです。これは、分析の必要のない基本事象です。
条件付き事象 条件付き事象 条件付き事象は、あらゆるゲートに適用することのできる特定の条件または制限です。

以下のFTA図では、火災爆発の原因と結果を図表を用いて分析しています。これは、静電放電が接地されないまたはその設備のセンサー部が機能しないかどうかなどといった、爆発につながる可能性のある様々な事象を示します。論理ゲートは、それらがどのように頂上事象に影響を与えることができるかを示すために、可能な事象につながります。

火災爆発の原因FTA図

2.2 ゲートの記号

ゲートの記号は、メインの事象を引き起こすインプットとアウトプットの事象の間の論理的関係を描写します。これらのFTAの記号は、ブール論理の記号が元になっています。ANDゲートとORゲートと他のゲートは、一定数のインプット事象が起こるときにアウトプット事象がどのように起こるかを示すような基本ゲートです。以下の表でゲートの詳細な説明を見て見ましょう。

記号 名称 説明
ANDゲート ANDゲート ANDゲートにおいて、すべてのインプット事象が起こる場合アウトプット事象はポジティブです。システムの信頼性に関しては、システムが故障するにはすべてのコンポーネントが故障しなければならないと言うことができます。
ORゲート ORゲート ORゲートにおいては、インプット事象の1つが起こればアウトプット事象が起こります。システムの信頼性に関しては、これはインプットのコンポーネントのどれかが故障した場合システムが故障するだろうことを意味します。
排他的ORゲート 排他的ORゲート どちらでも当てはまるがすべてでは当てはまらないというのが排他的ORゲートのルールです。アウトプット事象は、インプットの条件が合ったときにのみ起こりますが、すべての条件が合った場合には起こりません。
優先ゲート 優先ゲート 優先 ANDゲートは、アウトプットがある特定のシークエンス下においていくつかのインプット事象が起こった後にのみ起こることを意味します。
制約ANDゲート 制約ANDゲート すべてのインプット事象が起こり、付加的及び条件付き事象も起こる場合にのみある事象が起こります。制約ゲートは、付加的事象のあるANDゲートです。

この送水ポンプの障害分析は、バルプの障害とバルブの閉まる事象がANDゲートによって連結されることを示します。これは、両方の事象が起こった場合に送水ポンプが故障することを意味します。2番目の分岐において、もし、故障表示器、ランプの故障、制御コマンドの故障、またはオペレーターがバルブを開けることができないなどのうちの1つまたはそれ以上の事象が起こった場合、送水ポンプは故障するでしょう。

送水ポンプの障害分析

2.3 移行の記号

移行の記号は、サブシステムのフォルトツリーなどの関係するフォルトツリーをそのシステムに連結するための便利な手段です。

記号 名称 説明
移行IN 移行IN 移行INのFTAの記号は、ツリー内の他のポイントにおいてツリーがさらに発達することを示しています。
移行OUT 移行OUT 移行OUTは、このツリーの一部が同じツリー内における他の場所に連結されることを示しています。

以下のFTAのツリーには移行制御が2つあります。これらの制御は、これらのポイントが同じツリー内で連結されることを示します。これは、ポイントAとポイントBが連結することを意味します。

FTAのツリー



Part 3: FTAの記号を使うコツ

EdrawMaxは、280以上のタイプのダイアグラムや図をサポートする優秀なドローソフトです。これには、図のそれぞれのタイプのための別個の包括的なライブラリがあります。あらゆる事象や論理、またはゲートや移行制御を含むFTAの記号のライブラリもあります。また、クイックスタートのために、EdrawMaxコミュニティにおいて使用可能な多くの分野にわたる一般的なFTAのための完全にカスタマイズされたデザイナーメイドのテンプレートを使うことによって時間と労力を節約してください。

EdrawMaxには、事象やゲート、移行のFTA記号のための包括的な記号ライブラリがあります。しかし、もし自分だけの記号やグラフィック要素を追加したいなら、数回のクリックで簡単に実現することができます。SVGやVSSXなどのファイルフォーマットから画像や記号、データをインポートすることができます。左側のサイドバーにあるライブラリオプションからインポートアイコンをクリックしてください。新規のポップアップウインドウに、様々なフォーマットに自分のファイルをインポートするためのオプションが現れます。



Part 4: まとめ

FTAを実行する間に、専門的なFTA記号を使って不必要な事象を体系的に決定します。これは多くの分野、特に障害の影響が非常に深刻である産業において使用されています。だから、ある状況において成功するための最小限の基準は、プロセス上でコントロールを失うことにつながり得る障害が1つも起こるべきでないということです。障害に比較的耐性のある他の産業では、素早いリカバリーが必要とされますが、FTAは障害を確認し修正するための使いやすいツールです。EdrawMaxを使うことによってFTAを作成する際に時間と労力を大幅に節約でき、そのためこれは危機的な状況においてすばらしいサポートです。テンプレートコミュニティにおいて、もっとたくさんのFTAの例を見つけてください。

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