マーケティング How-Tos

ビジネス・マーケティングに役立つPPM分析の使い方

PPM分析における4つのポジションから解説

ビジネスの中でマーケティングを行う際に、どの分野にどれだけの資金を割り振るか検討するときに用いられる方法の1つとして、PPM分析があります。
今回はそのPPM分析をよりビジネスに活かせるように、基礎的なところから用途やメリットまで様々な情報をお届けします。
また、作図ソフトのEdrawMaxを使ったPPM分析の使い方についてもまとめているので、PPM分析の作成に役立ててください。

PPM分析で書くならEdrawMax(エドラマックス)

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Part 1: PPM分析で何がわかる?

PPM分析図

上図:EdrawMaxで作成したPPM分析図

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PPM分析することでどのようなことがわかるのか解説すると同時に、使用されるシーンやビジネス・マーケティングで使うことによってえられるメリットを紹介します。

1.1 PPM分析が行われる理由

PPM分析は複数の事業を展開している場合に、事業ごとに優先順位をつけてどこにどれだけの資金を投入するのか検討する時に利用されます。
PPMはProduct Portfolio Managementの略で、事業を「花形」、「金のなる木」、「問題児」、「負け犬」の4タイプに分け、市場成長率の高低の組み合わせで重要度を分析する仕組みです。

1.2 PPM分析が使用されるシーン

PPM分析が使用されるのは、今後事業をどのようにすべきか判断したい時です。
PPM分析を行った結果によって、以下の4つの戦略を立てることが可能です。

PPM Analysis拡大戦略:主に問題児と判断された事業に使用されるもので、需要を拡大することによって売上を上げる戦略です
維持戦略:花形や金のなる木のように売上が安定している事業で使われる戦略で、現状維持で事業を行っていくことを指す
集客戦略:花形以外の事業で、集客率を高めることによって売上の増加を目指す戦略
撤退戦略:負け犬や問題児と判断された事業から撤退することで、損失を大きくすることを防ぐために取られる戦略

このように、事業ごとの実績や評価でどのような判断をしていくのか決めるためにPPM分析が使用されます。

1.3 PPM分析をすることによってえられるメリット

PPM分析をすることで、自社が抱えている企業それぞれの立ち位置や競合他社とどれだけの違いがあるのか知ることが可能です。
自社にとってどれだけ重要な事業か見えてくれば、どこにどのように力を入れていけばいいのか判断しやすくなります。



Part 2: PPM分析における4つのポジション

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花形

花形は市場占有率と市場成長率両方が高いもので、その企業の主軸となる事業ただし利益が出しやすい反面、市場成長率が高いということは競争が激しくなるため、投資を積極的に続けられるかどうかが重要になる

金のなる木

金のなる木は市場成長率が低いものの、新規参入の企業が少ないことから積極的な投資をせずとも安定した利益を出しやすい事業

問題児

問題児とは、市場成長率が高く競争率も激しい部分は花形と同じだが、積極的に投資を行ってもあまり利益につながらないような事業

負け犬

負け犬は事業の成長が望めないような成長率と、市場独有率も低く投資を行っても利益が上がらないような事業

EdrawMaxはPPM分析フレームワークを簡単に書けるためのオールインワンのソフトウェアです。EdrawMaxは無料体験可能なので、ぜひ一度ご体感ください!

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Part 3: PPM分析の使い方

PPM分析を行うときは、

● 本年度の市場規模を昨年度の市場規模で割ることによって算出できる「市場成長率」
● 売上高から市場規模を割ることで算出できる「市場占有率」

以上の2つの結果を見て、PPM分析の座標に事業の立ち位置を表示していく書き方をします。
その事業の立ち位置を分析する座標の作成に最適なのが、EdrawMaxです。ではEdrawMaxを使用して簡単にPPM分析図の書き方を紹介します。

ステップ1:

EdarwMaxを起動して、EdrawMaxの新規作成にある「戦略と計画」の中に表示される、「マトリックス」を使用します。
EdrawMaxはマトリックスのテンプレートが内蔵されているので、テンプレートのアイコンをダブルクリックすれば、作図いらずすぐにマトリックス図を編集できます。

ステップ1:

PPM分析新規作成

EdarwMaxを起動して、EdrawMaxの新規作成にある「戦略と計画」の中に表示される、「マトリックス」を使用します。

PPM分析テンプレート

EdrawMaxはマトリックスのテンプレートが内蔵されているので、テンプレートのアイコンをダブルクリックすれば、作図いらずすぐにマトリックス図を編集できます。

ステップ2:

PPM分析編集

また「空白の図画」をクリックすれば、自作のマトリックスを編集できます。左側のライブラリーからイラストを空白エリアにドラグして、PPMのフレームはこれで完成です。
メニューの「スタイルチェンジ」を使用すれば、フレームの色を一括で調整できます。

ステップ3:

後は縦軸を市場成長率、横軸を市場有線率にして事業が4つのポジションのうちどれに当てはまるのか、テキストボックスや図形テキストを入力して配置していくだけです。最後にサイズやフォントなど調整して、簡単のPPM図ができました。

簡単なPPM分析の座標であれば無料試用版でも十分に作成できるので、一度EdrawMaxの使用感を試してみてください。



Part 5: まとめ

PPM分析はビジネスにおいて、自社が扱っている事業が今どのような状況に置かれているのか、市場占有率と市場成長率の高低差で把握する分析方法です。
現状維持か成長させるのか、もしくは撤退するのかなど、まずは判断できる材料をPPM分析で用意することから始めましょう。
そのような、効果的なマーケティングを行うために役立つPPM分析の作成にお困りの際は、既に形が作られたマトリックスを利用できるEdrawMaxをおすすめします。
無料試用版を利用いただければ、単純操作で作成できる便利さを体感できます。

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