マイソク作成ソフトEdrawMax

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建築デザイン、間取り図 How-Tos

不動産用語の「マイソク」とは?作成方法を詳しく説明

最初に聞いたときは「何?」と思っても、気が付けば当たり前のように呼んでいる「マイソク」。

不動産業界で使用されている「マイソク」の由来は何?とふと気になるかもしれません。不動産業界のなかには、「マイソクは業者に頼んでいるけれど業者に頼まず作成費を浮かせたい」という方や「個人で不動産業をおこなっているので多くの物件は扱わないし、少ない枚数でいい」という方もいるでしょう。しかし、「マイソクを自分で作るのは大変そう」と思っていませんか?

この記事を読むと、「自分で手軽にマイソクを作る方法」がわかります。今回は不動産業界に欠かせない「マイソク」の概要と自分で作成する際のポイントや注意点、実際の作成方法について解説します。

1.不動産用語「マイソク」とは?

まずはマイソクの概要と目的について簡単に解説します。「マイソク」とは、「物件の概要、間取り、地図などをまとめた資料」です。大きく分けて以下の5ブロックに分かれます。

  • 物件種別(土地・マンション・戸建・収益物件など)・名称・価格(収益物件の場合は利回りも)
  • 物件のアピールポイント
  • 物件概要
  • 外観/室内写真・間取り・周辺地図など

マイソクの概要

問い合わせ用の会社情報や、物件を紹介してもらう仲介会社向けの手数料などの情報

マイソクの基本的な目的は「必要な物件情報をわかりやすく伝える」ことです。物件情報や物件の魅力を①お客様に伝え、内見から契約につなげる②仲介会社に伝え「おすすめ物件」として目に留めてもらい仲介会社に来たお客様に紹介してもらうという2つの目的があります。この不動産業界で当たり前に使用される「マイソク」、実は「略称」です。ではなんの略称なのかというと、「毎日速報センター」です。

毎日速報センターとは、1969(昭和44)年に不動産情報の流通を目的に創業された個人事業です。インターネットに物件情報を登録すればほかの不動産会社がすぐ確認できる現在と違い、当時は紙の図面を配布して物件情報をほかの不動産会社に伝えていました。

「毎日速報センター(略称「毎速」)」が不動産会社を回り依頼された図面をほかの不動産会社に配布するうちに、物件図面そのものが「マイソク」と呼ばれるようになったのがマイソクの由来です。

ちなみに毎日速報センターは略称が定着したためか1994(平成6)年に「株式会社マイソク」に名称を変更し、現在も紙媒体に加えオンライン上での物件サポートシステムや、販促ツールの提供を続けています。

2.マイソクを作成するためのポイント

マイソクの目的は、自社の物件を契約につなげるために「お客さまと仲介会社に、必要な物件情報をわかりやすく伝えること」でした。そのため、マイソクを作成する時には「必要な情報を過不足なく掲載する」のが重要なポイントです。

2.1 情報の見やすさ

「必要な情報を過不足なく」掲載しても、情報が見にくかったらマイソクを見慣れていないお客様には物件の魅力が伝わりません。

そのため、マイソクのデザインは奇をてらわず以下のような一般的なフォーマットに沿って作成するべきです。必要な事柄が記載されてさえいればマイソクのフォーマットは自由ですが、見慣れないフォーマットのマイソクは仲介会社にとっても見にくいためあまり評判が良くないでしょう。

情報の見やすさ

見やすいマイソクのポイントは以下の通りです。

  • 価格(家賃)やアピールポイントは文字を大きくする
  • 外観や室内の写真は必須だが多すぎても見にくいため載せすぎない
  • 暗い・狭さが目立つ室内写真は撮影するアングルや時間帯に気を付け、必要に応じて画像補正をする
  • 簡略化した周辺地図があるとよい

2.2 間取り図の内容

「見やすい」マイソクに欠かせないのが間取り図です。実際の部屋を知らないお客様にとって、間取り図は物件を内覧したいかどうか判断する重要なポイントです。現在のマイソクは、古い図面や資料から引っ張り出してきた間取り図を再利用して画質が悪くなったりしていないでしょうか?

間取り図は一度作成すれば募集の度に利用できますし、自分で作成すれば部屋ごとの「窓やドア、収納の位置が違う」といった微修正も可能です。マイソクと一緒に間取り図も作成してみるのもおすすめです。

間取り図のポイントは以下の通りです。

  • 部屋の広さは誰もが気になるため、すぐわかるように間取り図には畳数を記載する
  • 窓や洗濯機置き場の位置なども分かるように間取り図に記載する

2.3 お客様・仲介会社にとって必要な情報があるか

間取り図における「広さ」や「位置」と同様に、物件概要や帯(会社情報)部分にもお客様・仲介会社双方が知りたいような情報を記載します。多くの人が気になるような情報がマイソクに書かれていないと、仲介会社はいちいち問い合わせをしないといけないため、負担に感じ紹介されにくくなる可能性もあります。

お客様であれば「値引きは可能か」「都市ガスかプロパンガスか」「入居時に別途必要な費用があるか」、仲介会社であれば「手数料負担割合」や「広告料」など知りたいであろう情報は記載しておきましょう。

もちろん、「日当たり良好」「フリーレント」「スーパーや学校が近い」など、自社物件のアピールポイントも忘れずに記載するのがおすすめです。

3.マイソクの作成法

ここでは、実際にEdrawMaxの無料テンプレートを使用したマイソクの作成方法について紹介します。

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3.1 テンプレートから「マイソクテンプレート」を選択する

マイソクテンプレートを選択

まず、「テンプレート」からマイソク用のテンプレートを選択します。検索ボックスを利用すれば必要なテンプレートがすぐに見つけられます。

3.2 「マイソクテンプレート」を開き、物件情報を変更する

物件情報を変更

上図のように、無料テンプレートは最初から完成に近いフォーマットになっています。テンプレートを基に、物件情報を変更します。図形はofficeソフト同様に選択・移動・削除・文字入力が可能で、図形機能を使用した経験がある人なら直感的に操作できます。情報を変更したら、「名前を付けて保存」しておきましょう。

物件情報を変更

3.3 写真・間取り図を挿入する

写真・間取り図を挿入

次に外観や室内の写真と間取り図を変更しましょう。画像は図形を選択して「置換」で変更するか、画面内へのドラッグ&ドロップでも挿入できます。もちろん間取り図もEdrawMaxで作成できます。間取りの作成について詳しくはこちらをご覧ください。

間取りの作成

画像の配置が完了したら、物件情報部分の完成です。

3.3 マイソクのデザインを変更する

物件情報部分が完成できたので、次はオリジナルのマイソクテンプレート作りに挑戦してみましょう。マイソクの色を変更したり、ロゴやアピールポイントを入れたりしてオリジナルのマイソクテンプレートを作成して保存しておくと、毎回作成する度に再利用できて便利です。ロゴやアイコンなどの挿入のほか、「ライブラリ」には基本図形が多数用意されており自由に描画できます。描画した図形は、図形をクリック→「塗りつぶし」「線」で簡単に色を変更できます。

マイソクのデザインを変更

実際に変更してみましょう。

3.4  QRコードを作成する

効果的なマイソクを作成するために、もう一工夫してみましょう。EdrawMaxには「QRコード作成機能」があり、簡単にQRコードが作成できます。マイソクにQRコードを載せておけば、お客様が会社情報や「いいな」と思った物件情報をパートナーや家族にすぐ送れ、簡単に情報が共有できるためおすすめです。

QRコードを作成

①「挿入」メニュー→「QRコード」」をクリック②リンクさせるURLを入力③「挿入」ボタンのクリックでマイソク上にQRコードが挿入されます。

完成したマイソク

QRコードの位置を調整したら、オリジナルマイソクの完成です。このようにEdrawMaxを利用すると短時間でオリジナルマイソクが完成します。思っているより手軽にできるため、ぜひEdrawMaxを使ったマイソクづくりを無料体験してみてください。

4.マイソクを作成する際の禁止事項

マイソクが完成したところで、最後に「記載内容は法律が守れているかどうか」のチェックが必要です。マイソク内の表記には「宅地建物取引業法」と「不動産の表示に関する公正競争規約」で禁止事項が定められています。

以下がその一例です。

法律 項目 内容
宅地建物取引業法 誇大広告・虚偽広告の禁止

事実に反する、あるいは実際のものより著しく優れていると誤認させるような表示の禁止

<例>

築年数や駅からの所要時間を少なく表示する

成約済の物件をいつまでも広告掲載している(おとり広告)など

不動産の表示に関する公正競争規約 取引態様の明示  「売主・貸主・媒介・代理」いずれにあたるのかを明記する
特定用語の使用

根拠があいまいな用語の使用禁止

<例>

「抜群」「完ぺき」「最高」「絶対」「格安」など

違反すると警告や業務停止、罰金などのペナルティを受ける可能性があります。自社の物件をアピールしようとして、つい禁止事項に抵触していないか完成の前にもう一度チェックしておきましょう。

5.マイソクは「自作」か「依頼」かどちらがいい?

ここまでマイソクの作成方法やポイント、禁止事項について解説してきましたが、「マイソクを作成する時間がない」「すぐにマイソクを作成して営業活動に使用したい」という場合もあるでしょう。

マイソク作成を代行会社に依頼した場合の期間はおおむね2~3営業日以内、費用は作成範囲や精度に応じて2,000円~3万円程度とさまざまです。デザイン性重視のサービスや、地図やレインズ掲載用のデータを作成してくれるサービスもあります。

以下の観点から、自分に合った手段を検討しましょう。 

要因 自作が向いている場合 外注への依頼が向いている場合
人的リソース 余裕がある 不足している
予算 なるべく抑えたい 十分な予算がある
時間 十分な時間がある 時間が限られている
デザイン 自由にデザインしたい プロの視点で効果的なマイソクを作成してほしい

「最初は時間がかかっても、コストを抑えてマイソク作成をおこないたい」のであれば、EdrawMaxをはじめとしたマイソクが作成できるツールを試してみてはどうでしょうか。または下記のマイソクのテンプレートを利用して、自分で削除したり修正したりしていいと思います。

「やはりマイソク作成業者に頼むべき」のであれば、以下のプラットフォームがおススメです。

1.GMC 販売図面・マイソク作成代行

GMCは販売図面・マイソクの依頼を受けるサイトです。1面は5000円(税別)からです。24時間で納品すると記載されています。

詳しい内容は以下の公式サイトでご確認ください。

公式サイト:https://www.hillston.co.jp/gmc-maisoku/

2.ココナラ

ココナラはビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできるスキルマーケットです。ここで「マイソク作成」を

探して、実績あるデザイナーさんに頼むことができます。

公式サイト:https://coconala.com/

6.まとめ

作成代行会社にマイソク作成を依頼すれば、高品質なマイソクが完成します。しかし発注の手間やコストを考えると、自作に挑戦してみるのもおすすめです。

EdrawMaxの無料テンプレートの利用で、見やすく効果的なオリジナルのマイソクが短時間で作成できます。さらにEdrawMaxはマイソク作成だけの専用ツールではなく、作図種類も豊富です。間取り図から店頭チラシ・ホームページ用素材・プレゼン用資料などマイソク以外のさまざまな営業ツールづくりにも活用できます。

マイソク作成業務がある不動産業界の方は、ぜひ一度EdrawMaxの無料体験をお試し下さい。

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