1.YouTube動画要約ツールとは?
YouTube動画要約ツールとは、長時間の動画コンテンツを自動・半自動で短い文章にまとめ、効率よく内容を把握できるようにするサービスです。業務研修やノウハウ系セミナーを視聴する際、必要な部分だけを迅速に確認できます。今回は、7つの動画要約ツールについて、価格や無料版・有料版の機能差などを含め、できる限り詳しくまとめましたのでツールを選ぶ参考にしてください。
2.おすすめの動画要約ツール7選
ここからは、YouTube動画やその他の動画を要約できるおすすめツールを7つ紹介します。
2-1 EdrawMind
動画を読み込んで、内容をマインドマップとしてまとめる
① ツールの特徴
動画を要約したテキストを、マインドマップで整理・編集できるソフトです。豊富なテンプレートでビジュアル的に分かりやすい資料を作成可能。
② 長所と短所
長所
- 動画の重要事項を構造化しやすい:マインドマップ形式なので、要点の関連性が直感的に理解できる。
- テンプレート・アイコンが豊富:デザイン面でも充実しており、初心者でも見栄えよく仕上げやすい。
- 他形式への出力機能:作成したマインドマップをPDFや画像に出力できる。
短所
- ダウンロード&インストールが必要。
- 多機能ゆえの習熟コスト:初めて使う方は、最初にチュートリアルを確認するのがおすすめ。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:研修動画や業務マニュアル動画の要点をピックアップし、マインドマップとして全体像を把握しやすい。
おすすめの方:視覚的に情報を整理したい人、プロジェクト計画やタスク整理を体系的に行いたい人。初心者から上級者まで幅広く使える。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://www.edrawsoft.com/jp/edrawmind/ |
対応言語 | 日本語、英語など多言語 |
価格 | AIトークンの購入が必要 |
無料版と有料版の機能差 |
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ガイドブック | https://www.edrawsoft.com/jp/guide/edrawmind/video-summrize.html |
2-2 Google NotebookLM(オンラインツール)
(*UI画面引用元:Google NotebookLM公式HP)
① ツールの特徴
Googleが提供予定のAIベース要約サービス。インストール不要で、ブラウザ上で手軽に使える最新の試験運用ツール。
② 長所と短所
長所
- Googleアカウントがあれば導入が容易:ログインするだけで使用可能。
- 最新のAI技術を活用:軽量な動画なら、ある程度の要約精度が期待できる。
短所
- 試験運用中のため機能の拡張性が不明。
- 英語と比べ日本語動画の要約はやや精度が低い。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:英語のビジネス系動画(セミナー、プレゼン、商品レビューなど)をざっくり要約できる。
おすすめの方:追加ソフトを入れたくない人、ChromeやGoogle製品で作業を一元化したい人。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://notebooklm.google/ |
対応言語 | 主に英語(日本語は試験的対応) |
価格 | 個人のお客様は無料 |
無料版と有料版の機能差 |
notebooklm Plus は音声概要、ノートブック、クエリ、ソースの容量が 5 倍増加 |
ガイドブック | https://support.google.com/notebooklm/answer/ |
2-3 Chromeの拡張機能:Chatgpt-ウェブサイトとYoutube動画の要約
(*UI画面引用元:Chromeウェブストア)
① ツールの特徴
Chrome拡張をインストールし、YouTube動画やウェブページを表示するだけでChatGPTの要約をサイドパネルに表示してくれるプラグイン。
② 長所と短所
長所
- 導入・操作が簡単:Chromeウェブストアから追加し、アイコンをクリックするだけ。
- 多言語対応:ChatGPTの機能をそのまま使うため、日本語でも要約が得られる。
短所
- ChatGPTサーバーが混雑していると要約取得に時間がかかる。
- ブラウザがChromeに限定される。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:普段からChromeを使っている人が、追加ソフトなしで気軽に動画の要点を把握したい場合。
おすすめの方:手軽に要約結果をみれる。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://chromewebstore.google.com/detail/cbgecfllfhmmnknmamkejadjmnmpfjmp |
対応言語 | 日本語含む多言語 |
価格 | 機能制限なども特になし |
ガイドブック | https://chromewebstore.google.com/detail/cbgecfllfhmmnknmamkejadjmnmpfjmp |
YouTube以外の動画対応 | YouTube以外のページ要約は可能だが、動画埋め込みによっては動作しない場合も。 |
2-4 Notta
(*UI画面引用元:Notta公式HP)
① ツールの特徴
高精度の音声認識と文字起こし、翻訳・要約機能をワンストップで提供するオンラインサービス。
② 長所と短所
長所
- 日本語の認識精度が高い:会議録やセミナー動画をテキスト化するのに便利。
- 翻訳機能を標準で搭載:多言語の動画も扱いやすい。
- テキスト化→要約という流れが一つのプラットフォームで完結。
短所
- 無料プランには月間使用時間の制限がある。
- AI要約の精度は内容・専門用語によってばらつきがある。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:オンライン会議やセミナーの録画を文字起こしし、そのまま要約を作れる。
おすすめの方:自分で文字起こしする手間を省きたい人、言語の壁を超えて情報共有したいチーム。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://www.notta.ai/ |
対応言語 | 日本語含む多言語 |
価格 |
無料版:1か月あたりの文字起こし時間や要約機能の使用制限あり 有料版:複数あり、プレミアムプラン月額1,185円 ビジネスプラン月額2,508円、そのたエンタープライズプランあり |
無料版と有料版の機能差 |
無料版:利用可能時間やトランスクリプト編集機能に大幅制限 有料版:より長時間の文字起こし、翻訳機能、チーム共有機能などを無制限で利用可能 |
ガイドブック | https://www.notta.ai/resources/manual |
YouTube以外の動画対応 |
2-5 Monica(オンラインツール)
(*UI画面引用元:Monica公式HP)
① ツールの特徴
クラウド上に動画をアップロードし、要約機能を通じてテキスト化・簡単な編集が可能なサービス。チーム共有に強み。
② 長所と短所
長所
- オンライン完結:インストール不要でどの端末でもアクセス可能。
- チームと要約データをリアルタイムで共有できる。
短所
- 無料プランには使用制限がある。
- 大容量動画のアップロードには時間がかかる。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:リモートワーク下での研修動画共有、社内勉強会の録画をまとめて要約し、共同編集する。
おすすめの方:外出先や自宅など場所を問わず、クラウドでデータ管理をしたい人。複数人で要約した資料を使い回すプロジェクトにも。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://monica.im/ |
対応言語 | 英語中心(日本語字幕が入っている動画ならある程度の要約が可能) |
無料版と有料版の機能差 |
無料版:毎日 40 回までの基本モデルへのアクセス、その他機能に制限付き 有料版:Pro:US$8.3 毎月 200 回~の高度モデルへのアクセス、機能の制限解除、Unlimited$16.6 機能への無制限アクセス |
ガイドブック | https://monica.im/learning-center |
YouTube以外の動画対応 | アップロードしたローカル動画も要約可能。 |
2-6 NoteGPT(オンラインツール)
(*UI画面引用元:NoteGPT公式HP)
① ツールの特徴
OpenAIのAPIを利用し、URLを入力するだけで自動要約とキーポイント抽出を行ってくれるシンプルなサービス。
② 長所と短所
長所
- シンプルなUI:初心者でも直感的に操作しやすい。
- 要約スピードが速く、すぐに概要を把握できる。
短所
- 専門用語や長時間動画では誤認識や省略が発生しやすい。
- 細かなカスタマイズや編集機能が少ない。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:急ぎで動画の要点だけ知りたいという急いでいる時。
おすすめの方:予備知識がある程度あり、ざっくりとした要約で十分という方。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://notegpt.io/ |
対応言語 | OpenAIが対応する言語(日本語含む多言語) |
価格 |
https://notegpt.io/workspace/subscriptions 無料あり 有料版:Pro 6$ Pro+13$ Unlimited 19$ |
無料版と有料版の機能差 |
Quotaというクレジットに差がある。youtubeの同時処理数に違いがある。 |
ガイドブック | |
YouTube以外の動画対応 | URLでアクセス可能なものが対象(ただしYouTube中心)。 |
2-7 Eightify(スマホのアプリ)
(*UI画面引用元:Eightify公式HP)
① ツールの特徴
モバイル特化型のYouTube動画要約アプリ。タップ一つでAIが内容をまとめてくれる。
② 長所と短所
長所
- 40以上の言語に対応。
- スマホでも比較的高速に処理してくれる。
短所
- スマホ性能に依存:端末によって処理速度・精度に差が出る。
- 1週間のフリーでその後は有料プラン。実質無料ではない。
③ 活用場面とおすすめの方
活用場面:外出先でセミナー動画の要点を把握する。
おすすめの方:スマホメインで情報収集を行いたいビジネスパーソン、学生、遠出が多い方。
④ 基本情報
公式サイトURL | https://eightify.app/ |
対応言語 | 日本語含む多言語対応(APIによる) |
価格 |
無料版:7日間トライアルのみ 有料版:月額9.9$ |
無料版と有料版の機能差 | |
ガイドブック | アプリ内「ヘルプセンター」やFAQ |
3.EdrawMindで動画を要約する方法
Step 1 動画のurlをコピーする
Step 2 EdrawMindのファイル解析機能を起動する
Step 3 動画のurlをペーストする
Step 4 マインドマップを編集するかアウトラインに変換する
4.YouTube動画要約に関するよくある質問
4-1 YouTube以外の動画も要約したいですが、どのツールがお勧めですか?
ローカルの研修動画や会議録画など、YouTube以外のファイルを扱いたい方はNottaやMonicaを検討してみてください。これらはアップロードや音声認識が可能なので、ウェビナーや社内ミーティングの録画データなどでも文字起こし+要約が行えます。
4-2 要約ツールの精度を上げるためのコツはありますか?
まず、動画の音声が明瞭であるほど文字起こし精度が高まります。専門用語や略語はツールが誤認識しがちなので、必要に応じて手動で訂正しましょう。
今回はYouTube動画要約ツールの紹介しました。ご紹介したツールと手順を活用して、業務効率化に役立ててみてください。