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ワードをパワポに変換する方法まとめ

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編集者: Edraw

Wordで作成した文書をPowerPointのスライドに変換したいと感じる場面は多く、特に会議やプレゼンの準備ではスライド形式での視覚的なアピールが欠かせません。とはいえ、ゼロからPowerPointを作り直すには時間も手間もかかります。そこで本記事では、効率よくWordをパワポに変換する4つの方法を丁寧に解説します。Microsoft PowerPoint本体での操作、さらには専用ツールを活用した画期的なAI自動生成機能など、さまざまな角度からご紹介します。

方法1:Microsoft PowerPointを使用してWordをPPTに変換する

Step1.Microsoft PowerPointを起動

デスクトップ版のPowerPointを開きます。

Step2.新しいプレゼンテーションを作成

PowerPointで空白の新しいプレゼンテーションを開始します。

PowerPointでWordをPPTに変換する手順①:新しいプレゼンテーションを作成する

Step3.[ホーム]または[挿入]タブを選択

画面上部のメニューから、[ホーム]タブまたは[挿入]タブをクリックします。

Step4.[新しいスライド]メニューを開く

[新しいスライド]ボタンの横にある小さな下向き矢印をクリックしてメニューを表示します。

Step5.[アウトラインからスライド]を選択

メニューの中から[アウトラインからスライド]を選びます。

PowerPointでWordをPPTに変換する手順⑤:[アウトラインからスライド]を選択

Step6.Wordファイルを選択

取り込みたいWord文書を指定して開きます。

Step7.見出しや段落の自動解析

Word文書内で見出しや段落が正しく設定されていれば、それに基づいて自動的にスライドが分割・作成されます。

PowerPointでWordをPPTに変換する手順⑦:Wordの見出しや段落の自動解析

Step8.スライドの確認・レイアウト調整

取り込まれたスライドを確認し、必要に応じてレイアウトやデザインを調整します。既存のPPTテンプレートを適用することも可能です。編集が完了したら、ファイルを保存して完了です。

この方法は、細かいレイアウト調整やカスタムテンプレートの使用がしやすく、自分のスタイルに合わせたプレゼン資料を作成するのに最適です。

方法2.WordをPowerPointに変換するAIツール:EdrawMind 

EdrawMindによってワードをパワポに変換した成果物

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次にご紹介するのが、マインドマッピングツールのEdrawMindを活用した方法です。EdrawMindは、シンプルな操作性と豊富なテンプレートが魅力のマインドマップ作成ソフトとして知られていますが、実はAIを活用した自動プレゼン生成機能も搭載されている点が大きな強みです。これを上手に使えば、Wordでまとめた文章をただ単にスライド化するだけでなく、論理構造を“見える化”しながら美しいプレゼン資料に仕上げることができます。

インポート機能でWordから取り込む手順

Step1.Edrawmindを開く

パワポ生成ツールのEdrawMindでWordファイルを選択する操作画面

Step2.wordをアップロード

【選択】ボタンをクリックし、変換したいWordファイルをアップロードします。ここでは、ExcelやPDFファイルのアップロードも可能です。 

取り込んだWordファイルの内容が表示された画面

Step3.取り込んだ内容を確認

取り込んだファイルの内容が表示されるので、【テンプレートを選択してスライドを生成】をクリックします。

EdrawMindでテンプレートを選択し、Wordの内容をスライドとして展開した画面

Step4.テンプレートを選択する

テンプレートを選択するとテンプレートにワードの内容が展開されます

EdrawMindのスライドのデザインをカスタマイズ

EdrawMindのスライド編集画面。スライドの構成やレイアウトが調整可能

Step5.パワポを出力

完成したパワーポイントをエクスポートします

EdrawMindで完成したPowerPointをエクスポートする画面

以上がwordからpowerpointに変換する機能ですが、その他のファイルからパワポに変換する【ai機能】でWordだけではなく、excel、pdfなどもパワポに変換可能です。

EdrawMindは多くのファイルの変換に対応できます。

EdrawMindのAI変換機能を利用し、Word、Excel、PDFからPowerPointへの変換

方法3.Online変換ツールの利用

オンラインツールとしては、[convertio]( https://convertio.co/ja/) のように、WordファイルをアップロードするだけでPowerPointに変換できるサービスもあります。

無料プランか有料プランかで使用できる機能やファイルサイズ上限が異なるため、必要に応じて検討してみてください。

Convertioの変換結果画面

引用元:https://convertio.co/ja/

方法4.Wordの「WordからPowerPointに変換」機能

最後にご紹介するのは、Microsoft Wordの「Word から PowerPoint に変換」機能です。これはWordで文書を開き、数クリックでスライドを自動生成してくれる便利な機能です。

要注意:

この方法ではいくつか制限があります。例えば、英語でのみ使用できます。Safariでは使用できません。テキストの変換のみがサポートされています。

Microsoft公式サイトに記載されていますが、非推奨と言われています。

※残念ですが、筆者が利用した【Microsoft 365】(Word 2019)では実現不可能でしたが。補足として調べた資料より、下記の内容をまとめました。

1. [ ファイル ]> [エクスポート] > [ エクスポート] PowerPointプレゼンテーションに移動

2.パワポのテンプレートを選択
変換時に表示されるテーマの中から、お好みのデザインを選びます。
(このステップでテーマを選んでおくと、あとから大幅にデザインを修正する手間が省けます。)

3.変換が完了したら、[プレゼンテーションを開く] を選択して、結果をPowerPoint for the webで確認

ワードをパワポに変換する時のFAQs

Q1:PowerPoint に変換する際、画像やグラフも移行されますか?

基本的にはWordに含まれる画像やグラフをそのままスライドに移行できますが、ツールや変換方法によってはレイアウトやサイズが崩れる場合があります。特に、オンライン版WordやUPDFなどの自動変換サービスを使用した場合は、ファイルサイズの大きい画像や複雑な表が正しく反映されない可能性もあるため、変換後の仕上がりを必ずチェックしましょう。もしレイアウト崩れが生じても、PowerPointやEdrawMindなどで微調整すればきれいに仕上げられます。

Q2:オンラインツールで Word を PowerPoint に変換できますか?

はい。例えばConvertio( https://convertio.co/ja/)のように、Wordファイルをアップロードするだけで短時間でPPTに変換してくれるオンラインサービスが存在します。インストール不要のため手軽ですが、無料プランの場合はファイルサイズやページ数に制限がある点に注意が必要です。また、機密情報を含む文書を扱う際は、暗号化やSSLなどのセキュリティがしっかりしているサービスを選びましょう。オンライン変換後にローカルに保存する際も、データ管理には十分気をつける必要があります。

まとめ

WordからPowerPointへ変換する方法は多彩です。ブラウザ環境で完結するオンライン版Wordの変換機能や、デスクトップ版PowerPointのアウトライン取り込み機能を使うことで、作業時間を大幅に短縮できるでしょう。また、EdrawMindのようなツールを活用すれば、論理構造を整理しながらAIでスライドを自動生成できるため、一歩進んだ効率化を実現できます。どの方法を選ぶかは、あなたの作業環境や資料の内容、こだわりたいデザインレベルによって異なります。本記事を参考に、自分に合った方法でワードをパワポに変換し、見やすく説得力のあるプレゼン資料を作成してみてください。

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