円グラフをGoogleスプレッドシートで作成したいけど簡単にできる?
この記事では、googleスプレッドシートで円グラフを作成する手順をお伝えします。
1.Googleスプレッドシートで円グラフを作成する手順
円グラフとは、異なるデータの値を表すために利用するグラフです。
ここからはGoogleスプレッドシートで円グラフを作成する方法を順にお伝えします。
Step1. データを処理・選択する
まずはデータを用意しましょう。凡例(ラベル)と数値をシート上に記入していきます。
データの一番上に行を挿入して右クリック→フィルタを挿入します。
フィルタを選択すると、データを降順、昇順に並べ替えることも可能です。
Step2.円グラフを挿入する
このデータをもとに、以下の通り円グラフを作成します。
①挿入を選択します
②グラフを選択します
③右にグラフのメニューが出るので、一番上の種類を「円グラフ」とする
④ラベル、値の範囲をそれぞれ指定します
このときに便利なショートカットをご紹介します。
範囲を選択するとき、左上のセルを選択します
「Cntl」+「Shift」+「→」で表の右端まで選択される
「Cntl」+「Shift」+「↓」で表の下まで選択される
すると、円グラフがシート状に表示されます。
Step3.円グラフをカスタマイズする
①タイトルの編集
タイトル、サブタイトルを編集する方法です。
1.表の編集領域をクリック
2.右クリックする
3.「グラフと軸のタイトル」を押下する
4.グラフのタイトル、サブタイトルを入力
②凡例の設置と位置調整
凡例を表示する方法です。
1.表の編集領域をクリック
2.右クリックから「凡例」を選択します、もしくは右メニューの「カスタマイズ」の「凡例」を選択
3.非表示、上、右、左、下、なし、ラベル付き、自動から選択する
③円グラフにラベルを追加する
ラベルの表示の編集方法は以下の通りです。
1.カスタマイズから円グラフを選択
2.「スライスのラベル」を選択
3.なし、値、パーセント、パーセントと値から選択
④テキストの色、フォント、サイズ、位置の調整
タイトル、サブタイトル、または凡例、データラベルの書式を設定できます
1.設定したい文字を選択します、もしくは右メニューより設定する種類の設定画面を開く
2.フォントのメニューが表示される
3.文字の種類、サイズ、太字、斜体、塗りつぶしを選択
⑤円グラフの色調整
円グラフの色の変更の方法です。
1.表内のデータをクリック、またはカスタマイズから「円グラフのスライス」を選択
2.データ別に色を設定する
また、背景色、枠線の色も変更できます。
1.右クリックからグラフの種類、またはカスタマイズから「グラフの種類」を選択
2.背景色、枠線の色を指定
⑥グラフの一部を切り分ける
データの中で、目立たせたい部分をグラフから切り離すことも可能です。
以下の手順で行います。
1.右クリックして「円グラフのスライスの書式設定」またはカスタマイズから「円グラフの書式設定」をクリックする
2.凡例別に「中央からの距離」を設定する
中央部分からの位置を設定するとデータが中心から飛び出してクローズアップされて見えます。
⑦ドーナツや3D円グラフへの変換
円グラフだけでなく、ドーナツ円や3D円グラフを活用しましょう。
ドーナツグラフは凡例が複数ある場合におすすめです。円の内部がないので、その中にデータを表示できるうえに見た目もスタイリッシュになります。また、3D円グラフは立体的な円なので、視覚的に大きさが把握できやすいのがポイントです。
ドーナツグラフや3D円グラフを利用するとき、新規でしたら次の方法で作成できます。
1.ファイルを新規作成する
2.「挿入」→「グラフ」で「グラフ」メニューを出す
3.「グラフの種類」→「円」→「ドーナツ円」、「3D円グラフ」を選択
また、既存の円グラフをドーナツ円にする方法もあります。
1.グラフの描画領域をクリック
2.「種類」→「グラフの種類」を選択
3.「ドーナツ円」、「3D円グラフ」を選択する
Step4.円グラフを保存・共有
最後は作成した円グラフを保存する方法やGoogleスプレッドシートの形式から他形式に変換する方法を紹介します。
①「ファイル」→「ダウンロード」を選択する
②エクセル、オープンドキュメント、PDF、HTML、カンマ区切り形式、タブ区切り形式の中から選択
③出力するページの範囲、サイズなどを設定してエクスポートする
円グラフを共有する方法です。
①右上の「共有」を選択する
②一般的なアクセスを「制限付き」から「リンクを知っている全員」に変更する
③役割を編集者、閲覧者、閲覧者(制限付き)から選択する
④リンクをコピーしてリンクを送信する
2.スプレッドシートで円グラフを作る時のFAQs
スプレッドシートで円グラフを作成するときのよくある質問と回答を3つあげます。
2.1 円グラフが正しく表示されないのはなぜですか?
円グラフが表示されない理由としては以下のことが考えられます。
- グラフにする範囲が間違っている
元データの範囲が間違っている可能性があります。
①描画領域を選択する
②「設定」メニューから「データ範囲」を参照する
③参照する範囲がグラフにする範囲であるか確認する
デフォルトで、1行目を見出しとして利用することになっているので「行1を見出しとして利用する」にチェックが入っているかも確認します。
- データの値が小さすぎて見えていない
次のグラフの例では、値の小さいF、Gの値が表示されていません。
この場合は、値の小さいものはその他としてひとまとまりとして別の円グラフとすることで解決できます。
2.2 円グラフの割合(パーセンテージ)を表示するには?
パーセンテージの表示の編集方法は以下の通りです。
①「カスタマイズ」から「円グラフ」を選択
②「スライスのラベル」を選択
③「パーセント表示」を選択
パーセント表示に変わりました。
2.3 スマホ版Googleスプレッドシートでも円グラフを作成できますか?
スマホ版のアプリでも円グラフを作成することが可能です。作成方法はPCのGoogleスプレッドシートと同じです。
リンクを共有したら、PCで作成したものをスマホで開いて直接編集できるので便利です。
3.見やすい円グラフを作成するためのポイント
第三者に分かりやすい円グラフを作成するためのポイントをお伝えします。
3.1小さいデータは別グラフにする
円グラフのデータのうち、小さい値のデータは円グラフ上で小さく表示されるため比較ができません。
そこで、小さい値のものはその他としてまとめて別グラフにそれらを展開すると分かりやすいです。
3.2 ラベルの表示方法を工夫する
円グラフ上でラベルにデータの値を表示すると、客観的にデータの大きさが分かります。
また、データだけだと全体の割合が正確には分かりづらいものです。
解消方法としてはパーセンテージの表示が有効です。
パーセンテージの表示方法はお伝えしていますけど、値をパーセンテージを表示することも可能です。
「スライスのラベル」のメニューから「値とパーセンテージ」を選択します。
また、スプレッドシートではラベルの位置を設定できません。
たまにデータの領域が小さい場合にラベルが表示されないこともあります。
そういった場合は、文字の大きさを小さくするなどすると解消されます。
3.3 色分けを工夫する
円グラフのスライスの色を個別で設定することが可能です。
データの色を工夫すると視覚効果が高まってわかりやすいものとなります。
デフォルトでは、スタンダードな色を順につけていく形となりますけど、色の選択からはスタンダードな色のほか濃淡のある色も選択できます。
色調整を利用してきれいな見た目の円グラフを作成していただきたいです。
4.おススメの円グラフ作成ツール
円グラフ作成においてのGoogleスプレッドシートとEdrawMaxの比較です。
項目 | Googleスプレッドシート | EdrawMax |
---|---|---|
無料会員 | 〇 | 〇 |
ワンクリックでテーマによる色わけ | 〇 | |
円グラフのテンプレートの種類 | 3種類 | 6種類 |
AIによる編集 | 〇 | |
エクスポートできる形式 | 6種類 | 9種類 |
インポートする形式 | 2種類 | 3種類 |
暗号化 | 〇 | |
クラウド上で保存 | 〇 | 〇 |
個人テンプレートの利用 | 〇 | |
リンクの共有 | 〇 | 〇 |
共同編集 | 〇 | 〇 |
wondershare社の開発したEdrawMaxは、初心者でも使いやすく便利な機能を多数搭載しているのでおすすめです。
ビジネス、プライベートに役立ち、ユーザーから支持を受けています。
https://www.edrawsoft.com/jp/edraw-max/
上記のHPに最新情報をアップしているのでチェックしましょう。
直感的に操作がしやすいインターフェースが特徴です。また最新版はAIによる作図やチャットの機能が利用できます。